2023.11.9〜10
静岡市で「全国わさび品評会」が開かれたので、奥多摩わさび栽培組合の仲間と行ってきた。
貸切バスで朝7時に奥多摩を出発、三々五々、12人の組合員を拾って高速道へ。バス内は禁酒なところを特別許可にしてもらい、組合長の挨拶もそこそこにまずは乾杯。缶ビールや一升瓶が次々に回ってきて旅行気分が盛り上がります。もっともみな高齢者でトイレが近いから呑む量もほどほどです。
会場のグランシップ静岡へ11時半に到着、早速、全国のわさび栽培家から寄せられた161点のわさびを鑑賞しました。相変わらず静岡産が優勢で、トップ三賞を独占していた。午後は表彰式につづき「ワサビの生産安定化に向けた技術的アプローチ」という専門家の講演。夕方からお待ちかねの懇親会。われわれは岐阜・大垣の栽培家たちと円卓を囲み情報交換しました。
翌日はわさび栽培発祥の地として有名な有東木《うとうぎ》の「井戸頭」の田を見学。わさび田に流している水を飲料水にもしているので大変気をつかっているとのこと。植えている密度がわれわれの倍近いのには驚いた。生憎の土砂降りでしたが、昼に出された精進料理の弁当が実に美味しかったので気分がほっこり。