鳩ノ巣だより

奥多摩に借りた一軒家で山里暮らしを楽しむ日々

阿佐ヶ谷の一番街で路上販売

2023.11.5

 阿佐ヶ谷駅の商店街・一番街で「大人の縁日」があったので、勉ちゃんとミキちゃんがコンニャクとわさびを売りに行きました。これで数回目の出店ですが、前は「薩摩屋」の店先を借りていたのが店仕舞いしてしまったので、今回はギャラリー喫茶「対山館」の前で店開き。鳩里庵の同人で、練馬で養蜂をしている三村さんも一緒に自家製蜂蜜を特価販売。

 天気と場所が良かったせいか、コンニャクは完売、わさびも4本残っただけ、蜂蜜も大人気だったそうです。売上げは来春のわさび苗代の資金になります。

阿佐ヶ谷での飲み屋仲間も冷やかしに来ました

 

わさび田に水が入った!

 

2023.11.1

 新しいわさび田に水を入れるにはホースが必要だということで、寺地《てらじ》にある峰畑沢のわさび田にキープしておいた径5cm長さ30mのホース2本をスズキのハスラーに無理やり押し込んで寸庭の田まで前もって運んでおいた。径5cmのホースからフルに水が出ていれば、千本ぐらいのわさびを育てるには充分だということが言われているのでとりあえずはOKです。まあ、予備のホースもあるしな。

 今日、沢の流れづたいにホースを伸ばし仮セッティングして田の取水口にホースの先を突っ込んだけれど、アレッ!? ホースまでは水が来てるのに出てこない。土が固まって詰まっているみたいだ。棒でつついてもダメ、ああでもないこうでもないとやった挙げ句、取水口のパイプをそっくり取り換えることに。と、バンザーイ!沢水が勢いよく田に流れ込んできました。これでわさび栽培の第一段階がクリアできました。

ホースがたるんだり、傷まないようパイプに通して固定する

取水口を掘り返して新しいパイプを設置して導水成功!

 

奥多摩町の農産物品評会

2023.10.28〜29

 10月最後の土日、奥多摩町恒例の「ふれあい祭り」が催された。今年は気のせいかちびっ子がたくさん走り回っていて活気がありました。メーンイベントは農産物品評会と歌謡ショー。
 鳩里庵《きゅりあん》では勉ちゃんがコンニャク玉、ミキちゃんがわさびを出品しましたがどちらも特等は取れませんでした。勉ちゃんのコンニャク玉は一番大きかったのですが、泥を洗ってきれいにしすぎたのでかえって野趣が無くなったからだとはミキちゃんの言。わさびは太さはまあまあでしたが暑さのせいか育ちが悪く寸詰まりの短いものだったので二等賞に終わりました。野菜の出品も例年より少なかったのは猛暑が響いたのでしょう。

2日目の目玉は原田悠里の歌謡ショー

わさび組合の売店では市価の半値で新鮮なわさびを売った

奥多摩町ゆるキャラ「わさぴー」も応援にきた

ミキちゃんの出品したわさびは惜しくも二等賞

 

廃わさび田の修復に着手

2023.10.24

 新たに貸してもらうことになった寸庭川の廃わさび田の復興に向けて、今日からミキちゃんと二人で取りかかった。寸庭川は大塚山を源頭とする小さな川というか沢で、水量は昔よりだいぶ減っているという。われわれの田は標高320mあたりの所で、幅3m×長さ45mほど、延べ約135平方m(41坪)の広さがある。本数にして1200本ぐらいのわさびを植えられそうだ。

 まずは田の周りのボサを刈る。以前からやっている峰畑沢の田より傾斜がゆるいので作業がしやすい。一通り済んだあとは石垣の点検。大きな石をしっかり組んであるので、天端の石を少し補修すれば大丈夫そうだ。問題は水をどうやって引いてくるかだ。沢の傾斜もゆるいので、50mぐらい上流からホースで引いて来る必要がありそうだ。水が入らなければ田にならないから、次は何より先にそれを確認しておかないと。

まず田の周辺のボサを刈って作業しやすくする

 

大きな杉の切株が5本、これをどうやって引っこ抜くか

 

古いわさび田を借りる

2023.10.9

 多摩川の支流・寸庭《すんにわ》川にある廃わさび田をミキちゃんと見に行ってきた。小丹波の大工・Kさんの案内で林道の入り口から歩いて約15分。杉林の中、沢の左岸に沿って幅4mほどのわりと緩やかな田が長さ50mにわたって延びている。苗を1800〜2000本植えられそうだ。灌木に被われているけれども、復活させるのにそれほど大工事をしなくても済みそうだが、水が入っていないのが気にかかる。パイプやホースで引いてくる必要があるだろう。でも、これなら何とかなりそうだということで借りる話を進めてもらうことにした。
 御多分にもれず奥多摩でも外からやって来た者には、わさびを作りたくてもなかなか耕作地を貸してもらえない。町役場で斡旋してはもらえるが、条件の良い田はなかなか見つからないのが実情だ。いい話があったらとりあえず乗っておくに越したことはないのです。
 そういうことで話を通してもらい、15日に地主のTさんと現地を確認しに行ってきた。なんでも親父さんがやっていた田だったが、もう数十年もほったらかしの状態だとか。杉の大きな切株が5、6本あるので、それを引っこ抜くとき老骨に鞭を打たされそうだ。

わさび作りの相棒ミキちゃんと一緒にKさんに寸庭沢の現地まで案内してもらった

灌木はともかく大きな杉の切株を引っこ抜くのが大変そう

昔に比べると沢の水量もだいぶ減っているという。長いホースやパイプが要りそうだ